今明かされる真実!

画像又々
見つけた

Wimbledonの
可愛い公園




現在は鉄道エッセイストとして、その世界(?)では、有名な高校時代の恩師より、近著を頂戴いたしました。S先生は、教師として定年まで24年間母校に奉職していらっしゃいましたので、私たちの先生でもあり、先輩でもいらっしゃるのです。このご本では、鉄道だけでなく、母校の思い出やご友人のことなど、同窓会報からの抜粋もあり、大変懐かしく拝読させて頂きました。


S先生は、現国と古文をご担当。そして、地学のT先生もやはり同窓生で、S先生とは2歳違い、同じように定年までご奉公(!)。そういうこともあり、殊の他、親しくなさっていらっしゃいました。地学は、ご存知のように、大学受験科目としては、マイナーな学科ですから、生徒たちもあまり身をいれて勉強しません。しかし、T先生の授業には、とんでもない活気がありました。


はっきりいって、何を勉強したか、すっかり忘れてしまいましたが、地学の時間であって、地学の時間ではない。 お一人で、しゃべる、しゃべる、しゃべりまくる! 何をおしゃべりになったかというと、ありとあらゆる世の中、雑学、その他もろもろ。歩く百科事典とは、T先生のような方。最寄り駅の構内、いつも本を読みながら、歩いていらして、あれでよく他人にぶつからないものだと、皆は不思議でしかたありませんでした。 


そんな特異な(実は、まともな先生など、数えるほどしかいらっしゃいませんでしたが!)習慣や風貌から、生徒達には大人気。何かの折に、全生徒の士気が高まると、「お~い、T!T!」のTコール(そういう場では、敬称なし)と拍手と共に引っ張り出され、第二校歌の指揮をとらされることになります。第一校歌は、恥ずかしいことに覚えていませんが、この第二校歌だけは、いまだに全員歌えます。私たちの母校は、旧制中学の男子校でしたから、そういうバンカラなところが残っていたのです。


そして、もう一つのT先生の不思議。ずう~~っと独身でいらっしゃったこと。それも、 代々生徒たちに伝わる伝説つきで。


その伝説とは、
大都会の喧騒の中にある母校です。さるデパートのエスカレーター・ガールをS先生とT先生が競り合い、最終的にS先生が勝利を収め、T先生は傷心のまま、ずっと独り身を通すこととなった。お気楽な私たちは、「ねぇねぇ、私たちだったら、S先生とT先生どっちにする?」などという、今から考えますと、大層失礼なことで楽しんでいたものです。


しかし、この御本で、やっと真実が明らかになりました
そうだったのですね。T先生はちょっと格好つけたがりの照れ屋でもいらっしゃいましたし、かなりのロマンチスト。よかった、S先生もやっと身の潔白が証明できて。


今、T先生は小田急ロマンスカーに乗って、終わりのない旅に出ていらっしゃいます。

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